2012年7月28日土曜日

家電を買う

新居が決まって、生活するための家電と家具を買いにいきます。まずは家電から。インドならではの家電は、UPS、浄水器、湯沸かし器(geyzerで"ギザ"と呼ぶ)でしょうか。

幸運なことに、所属先の現地エージェントが超絶デキる人で、下見から購入(価格やデリバリー、設置の交渉や連絡)まで全部サポートしてくれてます。ありがたいこってす。

UPSは日常的に停電があるので必須ですね。フラットによっては電源が「100%バックアップ」とか「1部屋につき1個のFAN(天井の扇風機)だけバックアップ」といった具合に自家発電設備を備えているところもあります。自由に使える電源がなくなってしまうのは困るので、UPSは欠かせません。

インドの水道は飲み水が出てこないので、浄水器を置きます。有名なメーカーは、KENTとEURECAだそうな。KENTのいちばん良さそうなやつにしました。あと、温水も出てきません。日本ならスイッチ一つでお湯が出てくるのですが。。。というわけで、湯沸かし器を置いて温水を得ます。温水用の蛇口はどこの家にもあるので、湯沸かし器を置いてつなぎ込みます。温かいシャワーは、ただでは付いてこないのですね。

あとは、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、電子レンジ、ガスレンジなどを見て回って選びます。面白いのは、家電のデリバリーとインストールはそれぞれ別の業者がやる点です。せっかく届いた湯沸かし器とか洗濯機、置いてあるだけですもん。キッチンダクトも。。設置していってくれればいいのに。意味ないじゃん。とうぜん、設置業者が来るのはデリバリーの後日。これもインド?

っていうことで、発注から1〜2週間発っていますが、今日まででなんだかんだエアコンとUPS以外は設置されて動いています。今は涼しいからエアコンはいいけど、UPS早く設置されてほしいなー。届いているのに。。。

現地エージェントの力を持ってしても、手こずるのですね。ご本人も苦笑いしてましたが、頼りにしてます。自分がやっていたら、どれだけひどいことになっていたことか。

2012年7月20日金曜日

Hyderabadでの家探し (4: 賃貸契約書についてのイロイロ)

えーっと、家の契約自体はもう済んでいますが、引越をするまではもう少しです。っていうか、もうインドに来ちゃってるし。


オーナーと契約内容について話し合った後、メールで賃貸契約書のドラフトが送られてきました。内容は至ってマトモ(以前話し合った内容がきちんと反映されている)なので、自分的にはOK。念のため、移住後の所属先にも契約書のドラフトをチェックしてもらいました。契約前に1つ、契約後で2つ、大事な項目がありました。

(1) そもそもフラットのオーナは、契約者ご本人?
インドでは、フラットのオーナーとは異なる人(例えば、フラットオーナーの奥さんとか)を契約者にしたりして、脱税をはかったりするケースがあるそうです。正当な契約をするために、フラットの登記簿を要求することで、フラットのオーナーと契約者が同一人物であることを確認し、未然にトラブルが防げるそうです。今回は、ご本人様でした。

(2) ちゃんと住所書いてある?
契約書に書かれる住所はとても大事。銀行口座を作るにしても、携帯電話を契約するにしても、住所の証明となるのはフラットの賃貸契約書。僕の場合、自分もチェックが甘くてうっかりしていましたが、フラットの住所が書いていませんでした。このため、一度は契約書にサインしたけど、一部のページを変更してサインし直し。

(3) 契約書に書いていないけど、要望が出てきたら?
僕の場合、所属先のスタッフが来てくれて、オーナーと交渉してくれました。・虫が入らないよう網戸を設置したい。
・ベランダに安全柵を取り付けたい。
とかこまごまとした感じのものをとりあえず伝え、僕の負担でやること、オーナーの負担でやることを決めてOK。ということで、とりあえず要望は要望として伝えて交渉するのがいいようです。契約書の変更はしないけど、まー、やってもらえるっしょ。

というわけで、(1)がはっきりしたので、渡航後にすぐサインしました。日本から持ってきたいくらかの現金をインドルピーに換金して、契約書にサインすると同時に当初の家賃とSecurity Depositを払いました。(2)と(3)は現地で生活を初めてみてその都度経験した感じです。




さて、ようやく空のフラットが手に入ったぞ!ええ、渡航して2週間経ってまだ引っ越していませんがなにか。笑

2012年6月9日土曜日

Hyderabadでの家探し (3: オーナーとの条件交渉)

結局、オーナーがまともそうだったフラットに住むことを決め、内見翌日に「詳細を詰めたい」と連絡しました。平日なので仕事が終わった後にフラットで合流して、敷地内の設備をさらっと見せてもらって、名刺を交換してから条件交渉へ。

ちなみにオーナーは、製薬会社の会計部門のGeneral Managerでした。オカネモチ〜。

1. 部屋の内装工事はいつ終わるのか
まだ内装工事中だったので、これは聞いておかないといけません。もちろん期限通り終わるなんて期待できませんが、せめて実際に入居するタイミングには終わっていてほしい。笑

2. 月額の家賃はいくらにするか
同じ間取りのフラットとほぼ同じ額が提示され、至極妥当だったたのですんなりOK。ここで値切ってモメるよりは、信頼関係がちゃんと作れる方がいいですね。

3. Security Depositの額をいくらにするか
日本でいう敷金とは違い、全額返還が前提の預け金です。 家賃の2〜3ヶ月分ということなので、先方におまかせ。実際に契約書が出てきてから調整します。

4. 契約開始日をいつにするか (僕の方で事情あり)
ルールは守らねばならないので。。。キリよく7月1日からどう!?ってことでしたが、事情を説明してちょっと半端な日程にずらしてもらいました。

5. 契約書以外に必要な書類は何か
いわゆる身分証明書が必要なようです。
・パスポートのコピー
・ビザのコピー
・滞在期間中に関わっているプロジェクトからのレター (在籍証明書みたいなもの)

6. 退出時の現状復帰はどのようにするか
インドでは、居住年数に応じて現状復帰費用を誰が負担するかが決まるようです。だいたい3年以上住んだ場合には、オーナー負担となるそうです。敷金もないしなー。へぇ〜。

7. ガスの手配
まだやってないらしい。「やっとくよ!」だって。ふーん。

とまぁこんな感じでオーナーと話をして、契約書のドラフトをメールで送ってもらう約束しました。最後に笑顔で握手して解散。既にドラフトは届いていて、チェック中。来週中には返事出してFixできればと思っております。

2012年6月7日木曜日

Hyderabadでの家探し (2: 実際に家を見に行く)

目当てのフラット、間取りが決まったら内見(実際に家の様子を見に行く)です。僕のお目当ては、いくつものマンションが一つの敷地に建っている集合住宅の一室。内見する方法は二つくらい。

一つ目は、アポなしで行く方法。集合住宅のセキュリティーゲートで「家探しにきた」と伝えると敷地内に入れてもらえ、管理人室にいくと、賃貸専門の部署があります。ここで、希望の間取りを伝えると、お兄さんが鍵を取り出し部屋を見せてくれます。

二つ目は、物件のオーナーや仲介業者をWEB(Publicなものも、Closedなものも両方)などで探し、アポを取って希望の間取りの部屋を見せてもらう方法。

どちらの方法でもOKです。今回は二つの集合住宅で、3BHKのSemi FurnishedとFurnishedの部屋をいくつか見せてもらいました。

Furnishedのほうは、、、なんじゃこりゃ。きったない家具が放置されているのがFurnishedなわけ?「この家具が無ければ借りたいのに!」という部屋はたくさんありますが、どんなに汚くてもぼろくても明らかにただ邪魔なだけでも、家具をその部屋から取り除くことはできません。しかも家賃はだいたい、Semi Furnishedよりお高め。ということで、こういう部屋はスキップします。

同じ間取りでも、キッチンが広いところや、ダイニングとリビングがつながっているホールを棚で仕切っているところ、なぜか洗濯機を置くスペースが無いところ(手洗いしろってこと?)など、いろいろあります。いい部屋あったんだけどなー。家具さえ無ければ。

Semi Furnishedは、家具の心配はほとんどありません。たまに、棚やクローゼットの色が原色たくさんのド派手な塗装だったりしますが、「こういう趣味の人もいるのね」とスルー。何となくまともな部屋を探します。

結果的に僕が実際に気に入った物件は、集合住宅に既に住んでいる仲間に頼んでClosedなWEBを見せてもらい、希望の間取りの部屋のオーナーにアポを取って、すぐに内見させてもらったものでした。正直、直接話してみてオーナーが「まともそう」だったのが一番の決め手だったかも。間取りは問題ないですが、内装工事は2週間くらいで終わる「はず」というのがやや不安ですが。笑

それでも、他のどの物件よりもマシだったんです。まー、インドだしこんなもんでしょ。

2012年6月5日火曜日

Hyderabadでの家探し (1: 目星をつける)

今は大学のゲストハウスに住んでいますが、家族が引っ越してくるのに合わせて、もう少し町中のフラット(アパートというよりはマンション)を探すことになりました。

インドの町中では不動産屋をあまり見かけません。不動産屋は、日本だと駅前にいくつもあるイメージですが、インドで郊外にある町ではそもそも駅前という概念がない。。。ということで、別の方法をとります。

まずは、いくつかのフラットに目星を付けます。良さげなマンションをWEBで探してピックアップしてもいいし、仲間に教えてもらうのでもOK。特に後者の場合は、ランチの時間に「家探してるんだよね〜」と言えば勝手に盛り上がります。

僕は両方の合わせ技で、なんとなくイケてて、かつ大学の仲間が住んでいるフラットを見つけました。なんかあったときに、助けになってくれる人がいると安心です。参考までに僕の場合は、http://www.commonfloor.com/ でフラットを探し、「〇〇ってどう?誰か住んでるかな?」とかいってワイワイご飯。目星を付けたのは、ハイデラバードの西にある二つのフラット。他にもいいなーと思うところはありましたが、知り合いがいるところを優先します。仲間は作れるけど、現地生活初心者の僕らにとって、はじめから事情を理解してくれる人がいるのはありがたいことです。

ところで、間取りについてです。日本では部屋の数、L: Living、D: Dining、K: Kitchenを組み合わせて3LDKといった具合に間取りを表しますが、インドでは寝室の数、B: Bedroom、H: Hall (Living + Dining)、K: Kitchenを組み合わせて間取りを表します。インドの3BHKは、日本の3LDKに相当します。

僕が探しているフラットの間取りも3BHKです。新しめのフラットでは、2BHKや3BHKの間取りが多く、4BHKから上は高級フラットとかでお目にかかれます。どうやら、Hyderabadでは2BHKの需要がより高く、だいたい先に売り切れてしまうようです。

もうひとつ問題になるのが、家具の有無です。物件紹介のWEBページでは、Unfurnished、Semi Furnished、Furnished、 Fully Furnishedみたいに家具付きかどうかをざっくり示す表記が含まれています。Semi Furnishedというのは全般的に、フラットのオーナーが内装を決め、クローゼットの位置やキッチンの形態、水回りなど、いわゆる家としての必要最低限のインフラががある程度整っていることを意味します。もちろんピンキリですが。

Unfurnishedは、乱暴な言い方をすれば、必要最低限の配線と部屋が壁で仕切られているだけ。Fully Furnishedは、Semi Furnishedのフラットにソファやテーブル、ベッドといった家具がすでにある状態を言います。家具のデザインや新しさもピンキリで、「っていうか正直ゴミでしょ」っていう家具を使っていてもFully Furnishedを謳うフラットもあるわけです。日本で言う「空室状態」はSemi Furnishedが該当するようです。今回探しているのもSemi Furnished。

さて。。。建物や間取り、家具の有無について希望がはっきりしてくれば、あとは実際に家を見に行きます。いわゆる内見です。これはまた次回。








あるのか?

2012年6月1日金曜日

蜂に刺されたでござる

さすが多くの自然が残るキャンパスですね。蜂に刺されてしまいました。巣の近くを通ってしまったようで、そのまま歩いていて気がついたときには、蜂達はすでにヤル気モード。。3カ所ほどザクッと。

毒性はないとのことで、しばらく患部を冷やしていたのですが、念のため病院に行くことになって、Jubilee HillsのApollo Hospitalへ。病院につくとすぐさま診てもらえて、患部を見せつつ、吐き気があったり意識を失ったりしていないか、破傷風(Tetanus)の予防接種を受けているかなどを聞かれて、診察終了。アレルギー反応を抑制する薬をもらって終了。


インドの病院がどんなところか見てみたいと思っていましたが、こういう形で行くことになるとはー。同行してくれたスタッフの方たちにお茶をごちそうして、帰ったのでした。

今のところ患部は良くなっている印象で、完治するまでは数日かかりそうです。しばらく様子を見なければー。他にけがした人がいなくてよかった。

2012年5月30日水曜日

引っ越します

ちょうど2ヶ月ほどpostしてなかったわけですが、ちゃんと生きております。

さて、7月にインドに引っ越すことになりました。奥さんとベイビーも道連れです。まだ所属先とかの最終手続は済んでいないので、またあらためてちゃんとご報告します。

が、もう今の職場には退職届出しちゃったんで、あとはいろんなことがうまく行くよう願うだけです。

というわけで、残された日本での生活を満喫しようと思います。










とインドで言ってみる。