2021年12月7日火曜日

いまどきのインドビールと言えば「BIRA」

インドのビールと言えばキングフィッシャー(KINGFISHER)を思い浮かべる方が多いと思いますが、僕の一押しはビラ(BIRA)です。ここ数年で台頭してきたビールメーカーで、味わいはフルーティーで爽やかにしてマイルド。マイクロブルワリーにでも飲みに行った気分になれるビールで、いわゆる苦みや喉越しを重視するような伝統的なビールとは一線を画しています。

 

僕はインドビールの中でBIRA WHITE(他のフレーバーも試してみたい!)とKINGFISHER ULTRAが好きですが、BIRYANIをはじめスパイスの効いたインド料理や中華にはKINGFISHER、それ以外は全てBIRAという風に飲み分けてます。

ところで、インドではAmazonやFlipkart、BigbasketなどのECサイトはお酒を販売していません。ビールやワインなどのお酒を買うなら、町中のWINE SHOPやお酒のブティックで、ということになります。WINE SHOPは、鉄格子越しに店員さんに話しかけてお酒を取ってもらうわけですが、立ち飲みバーも併設されているところが多く、既にできあがっちゃっているお客さんも周囲にいて若干の近寄りがたさがあります。ブティックだと、お店の入り口に飲んでるお客さんがいることがないので、店内でいろんなお酒やおつまみ、グラスなどを物色して、安心して買い物が楽しめると感じます。

僕がハイデラバードでお酒を買うときはもっぱらブティックで、Jubilee Hillsの「Tonique」やSarath City Capital Mallにある「Janapriya Liquids」によく行きます。特にToniqueはお酒以外の商品も豊富で、行ってみて楽しい場所です。

2016年4月7日木曜日

IIT Hyderabad(インド工科大学ハイデラバード校)がインド国内で7位の工学系大学としてランキングされる

0. はじめに: IIT Hyderabadはそもそも何で、何が起きたか

インド工科大学(Indian Institute of Technology / IIT)は、インド国内では工学系最高峰の国立大学と位置づけられ、近年は、優秀な理工系人材を輩出する学術研究機関として世界的に注目を集めています。IITは、旧IIT(2001年までに既存校が改組されたものも含めて)が9校、新設IIT(2008年以降に改組・設立されたもの)が7校、新新設IIT(2015年以降に設立)が7校あります。IITいわゆる超難関大学で、全IITでの合計入学者数が1万人程度、近年は受験者数が200万人くらいということで、競争率も200倍程度と高いです。

IIT Hyderabadは新設IITの一つで、前身の大学を持たずに作られました。IIT Hyderabadは日本がODA「など」を通じて設立支援している大学です。2016年4月に、インド政府の人材開発省(Ministry of Human Resource Development / MHRD)から国内大学の分野別ランキングが発表され、IIT Hyderabad(インド工科大学ハイデラバード校)は工学系大学として7位にランキングされました。いくつか報道がされていて、ハイデラバード界隈では大騒ぎになっています。

[1] MHRDの国内ランキングWeb
[2] THE HINDU
[3] DECCAN Chronicle

1. 新設IITでトップ校という位置づけ

IIT Hyderabadは新設校の一つで、設立から7年が経っています。IIT Madrasをメンター校として運営が始まり、いわゆる独り立ちをして、仮説キャンパスから新キャンパスに移転し、学部・修士・博士の各課程で卒業生・修了生を出して成長してきました。IITは各校の独立性が高く、お互いをライバル関係に位置づけています。特に新設IITは設立時期が同じことからライバルで、常に比較されていました。その中で、ハイデラバード校が新設IITのなかで最上位にランキングされたことは、教員・学生・職員を勇気づけるものです。

2. 伝統校の一角に食い込む

旧IITはインド国内の工学系大学の最高峰として広く認知され、対抗心と伝統校に対しての尊敬の両方を持って、新IITで成長曲線を描きながら運営にあたります。新新設IITは、できて1年足らずなので、超大番狂わせとは行きませんでした。しかし、IIT Hyderabadは7校ある旧IITの一角に食い込み、7位にランキングされました。8位となった旧IITはGuwahati校(設立21年)です。ランキングに用いられた指標は、あくまで数ある指標のいくつかに過ぎず、その選択がHyderabad校に有利に働いたことは否めないと考えられますが、追いつけ追い越せの積極成長路線を突っ走ってきたIIT Hyderabadにとって、その努力の結果が数字として表れました。

3. 他のIITのベンチマークになり、短期的な恩恵を得る

良くも悪くも、数字やランキングとしてIIT Hyderabadの位置づけが明確になり、これから近い将来にかけて、新設IITや新新設IITがどう成長するかを評価する指標になるだろうと考えられます。これまで、IIT Hyderabadは新設IITのトップ校を自負して取り組んできましたが、政府からお墨付きを得たことで、その認知や地位が一時的に確立できたことになります。これによって、しばらくの間(特に将来の評価においてランクダウンするまで)、この恩恵を受けて入学生のJEEでのランキング(統一試験における受験生の順位・学生の品質の指標)が向上し、企業への採用活動でもその内容(採用に来る企業のランクや採用人数)に前向きな効果が出るかもしれません。

4. 日本とのつながり

IIT Hyderabadは、日本がODA「など」を通じて設立支援している大学です。それこそ、新キャンパスが何もない荒野だった時から、ずっと、です。キャンパスデザイン、建設、JST/JICA SATREPS事業(DISANET・2015年度6月にプロジェクト終了)、JICA 奨学金・学術・産学連携事業(FRIENDSHIP)など、いくつかのプログラムが実施されています。今回発表されたランキングには、これらのプログラムを通じた成果や、2国間のフォーマルな協力関係に頼らず、教員同士の信頼関係やビジネスの一環としての共同研究など、独自のモチベーションに基づいて得られた成果もカウントされています。発表された数字としては明確に区別はされていないものの、これまで培い、実践してきた日印連携は、全国ランキング7位という結果に大きく貢献しており、IIT Hyderabadの教員・学生・職員はその貢献を非常に重く見て、感謝しています。

5. おわりに: たかがランキング、されどランキング

指標はその時々で選択され、必ずしも大学のすべての実態を明らかにするものではないし、これで一喜一憂するわけではありませんが、IIT Hyderabadにとって非常に勇気づけられる途中経過になりました。目標が明確になったことはよいことですが、指標にならなかった項目を無視してよいわけでもなく、あくまで総合力としてどこまで向上し、自分たちの強みをより積極的に活かしていけるかというところで勝負をかけるのだと思います。ここに日本のプレゼンスが発揮されて、また、教育・研究開発・ビジネス・文化などあらゆる側面で日本の大学・企業とのつながりが深まっていくように、僕も教員の一人として貢献していければと思っています。いまだに「Visiting」ですが。(笑)

2015年10月18日日曜日

Getting Prepaid SIM Card at Arrival Terminal of Abu Dhabi International Airport

(This is the information as of October 17th, 2015)

Prepaid SIM card was available from a sales person in WHSmith.  There is not an independent shop or counter for getting SIM card.  In the arrival terminal, WHSmith is located in the left-hand side of the arrival gate after the custom clearance.

Find the "etisalat" sales person who deals with the SIM card.  If you can not see him/her, you can simply talk to a shop staff to ask for SIM card, and the shop staff will help you to catch the sales person.

SIM card available for a visitor is called as Visitor SIM card.  There are some choices according to the combination of Voice, SMS and Data (called as "surfing").  My choice was the combination of 30 mins Local and International Call, SMS (numbers forgotten) and 500MB Data for 14 days, that costed 100 AED.  To get the SIM card, the sales person will request to show passport and register your fingerprint.  The activation is done then and there.  The prepaid SIM card supports multiple sizes, so there is no need of SIM adapter.



There was no need of APN setting.  The SIM card worked for me without doing anything after inserting it.  The performance was quite decent: 30Mbps download and 4Mbps upload.



Happy mobile Internet for you in Abu Dhabi.

2015年7月12日日曜日

学生の結婚式に出た話(2)

夕方までずーっと修論生叩きして、ようやく駅に向かうのでした。大学キャンパスからSecunderabad駅までは車で約2時間、どんぶらと揺られて行くのです。途中で通るHitech CityやBegumpetは帰宅ラッシュでものすごい渋滞ですが、今となっては慣れたものです。車中は寝るのみ。
さて、Secunderabad駅に着きました。看板の文字は解読できませんが、きっとSecunderabadと書いてあるのでしょう。HyderabadとSecunderabadは姉妹都市で、Secunderabadが鉄道交通の要所になっています。大きなターミナル駅でライトアップもされているけど、なんか思ってたのと違う。待ち合わせの人たちは、寝っ転がって待っていたりもします。


構内はかなり混雑してます。ちょうど寝台特急がたくさん発車するタイミングなので、そのせいでしょうか。切符を求める列がだだーっとできてます。


今回は、事前に切符を予約してもらっていたので、ここの列はスルー。当日に駅で切符を買うっていうのは現実的な選択ではないと実感しました。さて、僕の切符は、SMSで送ってもらったのでした。インドでは、寝台特急はオンライン予約できて、学生君が手配してくれていたのです。


PNR、TRAIN ID、日時、氏名、乗車クラスなどなど、なんか飛行機のE-ticketと似たような内容が送られてきました。ペーパーレスだなんて、なんかハイテクじゃないですか。僕が乗る列車の名前は、Simhapuri Expressというらしい。


電光掲示板もありますよ。列車番号、名称、発車時刻、プラットフォーム番号。結構マトモ。初めて駅に来たので、ちょっとウロウロします。プラットフォームは混雑してますが、日本のように飲み会帰りで酔っ払って寝ている人はいません。列車を寝て待つ人はたくさんいます。


自分が乗るやつじゃありませんが、インドの寝台特急はこういうのです。気動車っぽい?


ターミナル駅だけあって、プラットフォームはたくさんあります。でかい。あと、何両編成なんだろう、長い。


有料ですが、エアコンの効いた待合室もあります。スルー。


さて、自分が乗る列車のプラットフォームに向かいます。観察していると、この駅は左側通行が基本のようです。



さて、一緒に結婚式に参列する学生君たちと合流。なにやら、列車に乗るのを手伝ってくれるらしい。何ですかそれ。ただ切符を持っていれば良いというわけではないらしい。



まぁ、直ちに納得するわけですが、自分の乗る車両がどこなのか、掲示がない。初心者の一人で探して、ながーーーーい編成の反対側を探しに行ってたら、そりゃアウトですね。ありがとう、ありがとう。

HA1が僕の乗るクラス。エアコン付きの一等車両です。一緒に行く学生君たちは、スリーパークラスというのに乗るらしい。乗客ごとに寝る場所が確保されている、プレミアムエコノミークラスっていうところのようです。


乗車口。


紙があってあります。乗車する人の氏名と、使用すべきキャビンが書いてある。ほほう。雨が降ったらこの紙はどうなっちゃうんだろうとか、とても些細な問題です。


乗ります。廊下があって、コンパートメント(個室)が並んでいます。僕のコンパートメントはA1。


このコンパートメントは、2人用。2段ベッドになっていて、下段はソファーベッドです。広いし、エアコンは寒いくらいに効いている。


僕の席は下段。奥で赤く光っているのは、電源です。ちゃんと生きている。なぜか、テンションが上がります。


同室になった気の良いおじさんと世間話をします。話の途中で彼が掛けていた電話は会議日時の確認をしていたようだけど、「明日の午前中に列車が○×駅にちゃんと着いて、電車乗り継ぎで町まで行けたら会議に出るわ。そうじゃなきゃ知らん。」ってアバウトすぎでしょ。会議に出るつもりで電車に乗っているんですよね?

いつの間にか電車は動いています。発車のアナウンスとかないんですね。
 インド人は、お給料の話をするのが好きだ。聞いていないし、あまり聞きたくない話題でもあるのですが、良い給料とナイスな家族がいてハッピーと言うところまで聞いて、寝床を作ります。寝台特急ってくらいで、もう夜ですよ。

寝床を作るグッズは、係のお兄さんが持ってきてくれます。枕、シーツ、枕カバー、毛布。説明は特にありません。好きにしろと。


おじさんが上段で展開したベッドをまねて自分も作ります。


寝ます。続く。

2015年7月5日日曜日

学生の結婚式に出た話(1)

指導している博士課程の学生君から結婚式に出て欲しいという相談があって、悩んだ結果、出ることに。クラスを講義を担当したことがある学生さんたちからも遠方での結婚式に何度か招待状をいただいたことがあるのだけど、残念ながらすべてお断りせざるを得なかったのです。今回は、自分が指導している学生君だったので彼も本気度MAXで、しかも、寝台特急に乗るという素敵経験をしたこともなかったので、誘惑に負けて参列を決めたのでした。

自分の備忘録もかねて、何回かに分けてupっていきます。

インドでの一般的な結婚式は、新婦さん一家がアレンジして、彼女の地元でおこなわれるそうで、今回もそんな感じ。宗教や慣習などによって、朝、昼、晩、夜中、夜明け前など、式のタイミングもそれぞれ。学生君のは夜中の部(緩やかという意味のインド時間で22時開始)です。

問題の場所は、飛行機だと最寄りの飛行場からかーーーなり遠く、寝台特急以外はスーパーハードモードな旅になるという、絶好のロケーション。

旅程は、0泊3日(車中泊が2)でこんなかんじ。
1日目 終日 大学で修論生の尻叩き。
          夜中 寝台特急に乗ってターミナル駅(Secunderabad)を出発
2日目 早朝 結婚式場の最寄り駅(Chirala)に到着
          日中 仕事と休暇
          夜中 結婚式に参列
          夜中 寝台特急に乗って(Chirala)を出発
3日目 早朝 ターミナル駅(Secunderabad)に到着
          日中 業務で大学に行く(!!)

なんだかモヤモヤする感じはあったけど、忘れ物チェックが問題なかったので、大学からターミナル駅に2時間かけて向かうのでした。続く。

2015年1月19日月曜日

Apache2 not starting

When trying to configure Virtual Hosts on Ubuntu 14.04.1, Apache2 did not start and got the error like following.

# service apache2 start
* Starting web server apache2
* (98)Address already in use: AH00072: make_sock: could not bind to address [::]:80
* The apache2 instance did not start within 20 seconds. Please read the log files to discover problems

Most blogs advise "Find the process which is using TCP Port 80.", but such process it not running.  Mmm....

root@ubuntu:/home/kotaro# netstat -ap
Active Internet connections (servers and established)
Proto Recv-Q Send-Q Local Address           Foreign Address         State       PID/Program name
tcp        0      0 localhost:mysql         *:*                     LISTEN      1159/mysqld    
tcp        0      0 *:ssh                   *:*                     LISTEN      1057/sshd      
tcp        0      0 172.16.45.169:ssh       172.16.45.1:49474       ESTABLISHED 1808/sshd: kotaro [
tcp6       0      0 [::]:ssh                [::]:*                  LISTEN      1057/sshd      
udp        0      0 *:bootpc                *:*                                 901/dhclient   
udp        0      0 *:11004                 *:*                                 901/dhclient   
udp6       0      0 [::]:9859               [::]:*                              901/dhclient   

I got the problem in "/etc/apache2/sites-enabled/000-default.conf".

Listen 80

        ServerName www.abc.com
        ServerAdmin webmaster@abc.com
        DocumentRoot /var/www/html/abc

        ErrorLog ${APACHE_LOG_DIR}/error.log
        CustomLog ${APACHE_LOG_DIR}/access.log combined

The line of "Listen 80" was not necessary.  It looks Apache2 tried to use TCP Port 80 twice (default behavior and another one caused by my configuration), and naturally failed in the second attempt.  I can understand I could not find any process using TCP Port 80 after apache2 gives up to start....

I was so careless because I simply followed the note in Apache 2.4 documentation without thinking anything.  It was an easy mistake which I stuck in for 1 hour.....
Note
The use of does not affect what addresses Apache httpd listens on. You may need to ensure that Apache httpd is listening on the correct addresses using Listen.
After removing "Listen 80" then, it worked....

2013年5月19日日曜日

インドで自動車免許を申請したつづきのつづき

5. 気合いを入れて申請2日目。
朝一(開店は10:30)にスタッフさんと免許センターに行き、カウンタークローズを喰らったところからの続き。

どうやら、昨日Administrative OfficerやRegional Transport Officerからサインをもらった分で、オネーサンたちは無事に手続きが進められるらしい。

で、とりあえず、オンラインシステムの「サーバダウン」からはじまる。ハイハイ、ソウデスネ。カウンターでしばし過ごす。

サーバ復旧後、オンラインシステム申請情報を書き込みつつ、いわゆるタイプライターに申請者の情報などを打ち込んで申請費用の領収書を作成。と、なにやらタイプミスをしたので、やり直しの許可をもらうために申請書類にAOのサインをもらってこいとのこと。走って行ったのは免許センターの職員。オネーサンは苦笑い。


免許申請費用のINR 425(いまは800円くらい?)を支払って、領収書をもらう。なんか、もう少しな気配だぞ。

6. 顔写真はWEBカメラで。
免許証に載せる顔写真を撮ってこいとのこと。事前に用意したパスポートフォトはいったい何だったのか。

顔写真は、WEBカメラで撮るんですね。パソコンに画像が取り込まれ、ペンタブレットに署名を求められる。自分が書いた文字が見えないから、ずいぶんとファンシーな署名になってしまった。

そして、指紋も求められる。男性は左手の親指、女性は右手の親指を取るんですと。へぇーへぇーへぇー。

最後に、カウンターで受け取ったレシートに写真撮影担当の職員に番号的なものを記入してしまい、申請手続きは終了!準備で数週間、免許センターに2日通ってもらったものは。。。



やったー!ここまで長かった。。。スタッフさんありがとう。。。。これを自分一人で全部やるのはとてもじゃないけど無理。


免許証は数日後、自宅に郵送されるらしい。とりあえず、申請おわり!Reject喰らったりせず、ちゃんと届くといいのですが、それはまた別の話。


6. ちなみに
インドはジュネーブ条約を批准しているので、制度的に日本の免許証はインドのものに書き換え可能です。従って、試験は受けていません。手続きの煩雑さがやばい。

今回ゲットしたレシートは、当面のあいだ自動車を運転するための仮免許証として使えるそうです。

今回発行されるはずの免許の有効期限は、日本の免許証のものと同じらしい。あと1年半くらいしか持たないのか。。。日本の免許証を更新した場合、インドの免許証も「更新扱い」で手続きできるラシイ。